「123D Designの各メニューの機能と役割 その1」のメインツールバーの解説では、スケッチまでを取り上げました。今回はその続きになります。

123D Design各種メニューの機能と役割 その2

123D Designを起動すると以下のような画面が表示されます。

123D Design起動時の画面

各メニューの名称とその機能について、確認していきましょう。

2. メインツールバー

メインツールバーにあるコマンドを把握することで、スムーズにモデリングをすることができます。

Construct

construct

Constructはスケッチした図形を立体にしていくコマンドになります。Constructの4つの造形手法が3Dモデリングの基本になるので、使いこなすことができれば、3Dモデリングを難なくすることができます。

Extrude 押し出しです。2Dの図形を押し出して、垂直の立体を造形していきます。Extrudeを使用することにより、四角形の断面を形状を立方体にすることができます。
Sweep スイープです。あるパス(軌道)に沿って、立体を造形していきます。Sweepにより曲線を描く立体を作成することができます。
Revolve 回転です。2Dの図形を指定した軸を中心に回転させ、立体を造形していきます。円の中心を通る直径を軸に回転させると球を作成することがき、円の外側に軸を設定することで、ドーナッツ型の形状を作成することができます。
Loft loft
ロフトです。あらゆる複数の断面図形をつなげて立体を造形することができます。図は円と四角形をつなげた立体になります。
Modify

modify

Modifyは「変更」という意味がありますが、一度作成した形状を修正するコマンドになります。

Press Pull Press Pullは面の押し引きをすることで、図形を修正していきます。ConstructのExtrudeと役割が似ていますが、Extrudeはもとの長さよりも短くした場合はその部分がカットされますが(押し出しカット)、Press Pullはもとの長さより短くなっても、カットを行わず、指定した長さに変えてくれます。
Tweek Tweekはある面を傾けることができます。立方体もTweekを使用することで、傾斜のついた3Dモデルになります。
Split Face Split Faceはパスで線を引いた部分で面を分割することができます。

上表は基本的な修正コマンドになります。それ以外のコマンドは角の加工(左から4つ目、5つ目)と3Dモデル自体の加工(左から6つ目、7つ目)をすることができます。以下の2つが角加工ができるコマンドです。

Fillet Filletは半径を指定して3Dモデルの角を丸めることができます。
Chamfer Chamferは面取りです。3Dモデルの角を指定した大きさの面で切り落とすことができます。

以下の2つのコマンドで、3Dモデル(ソリッド)自体を加工することができます。

Split Solid Split Faceは面を分割したのに対し、Split Solidは3Dモデルそのものを分割することができます。
Shell 3Dモデルを薄肉化(肉抜き)します。壁の厚さを指定することができます。
Pattern

Pattern

Patternは指定した3D形状や図形を複製し、一定のパターン(模様、規則)で配置していく機能です。

Rectangular Pattern 矩形状パターンに配置します。2方向あるいは1方向の直線に複製した3Dモデル(ソリッド)を配置できます。複製する数を指定することができます。
Circular Pttern 円形状パターンに配置します。複製したい3Dモデル(ソリッド)を選択し(複数選択が可能)、次にその3Dモデル上のエッジまたは面、モデリングをするグリッド上から回転軸を選択します。その軸を中心に複製した3Dモデル(ソリッド)を配置していきます。複製する数及び角度を指定することができます。
Path Pattern スケッチしたパス(軌道)パターンに配置します。複製したい3Dモデル(ソリッド)を選択し(複数選択が可能)、次にスケッチしたパスを選択するとその軌道上に複製した3Dモデル(ソリッド)を配置していきます。パス(軌道)は3Dモデルのエッジからも選択ができます。
Mirror 任意の面を鏡面として左右対称に複製した3Dモデル(ソリッド)を配置します。
Grouping

Grouping

Groupingは3Dモデル(ソリッド)同士をグループ化することができます。グループ化した複数の3Dモデル(ソリッド)のグループをさらにその他のグループとグループ化することが可能です。グループ化した後、グループを解除することが可能です。注意点として、グループ化してもそれぞれの3Dモデル(ソリッド)は別々のまま保持されていますので、完全に一つのソリッドになったわけではありません。複数のソリッドをグループ化して移動させる際などに使用します。

Combine

Combine

Combineは「結合」という意味ですが、その意味の通り、複数の3Dモデル(ソリッド)を一つにするコマンドです。123D Design以外の3Dモデラーではほとんどブーリアン(集合演算)と呼ばれるコマンドにあたります。Groupingでは、複数の3Dモデル(ソリッド)をグループ化することはできますが、1つのソリッドにはなりません。Combineは複数の3Dモデル(ソリッド)を完全に一つのソリッドにすることが可能です。Combineでは、複数の3Dモデル(ソリッド)を足すか、引くか、かけるか選択することができます。以下がその役割になります。

Join Join
立方体と円柱が別々の3Dモデル(ソリッド)として独立していましたが、Joinを適用すると上図の形状の一つのソリッドになります。
Subtract Substract
立方体から円柱を引きました。Subtractを使用することで、立方体と円柱の重なり合った部分と残りの円柱がなくなります。
Intersect Intersect
Intersectは立方体と円柱が交差している部分のみを残します。
Snap

Snap

Snapはマグネットのアイコンなのでわかりやすいですが、ある3Dモデル(ソリッド)の面を別の3Dモデル(ソリッド)の面に張り付ける(移動させる)コマンドです。Gruoupingのグループ化解除を行うことで、コマンド実行後もそれぞれの3Dモデル(ソリッド)を動かすことができます。

Measure

Measure

3Dモデル(ソリッド)の長さ(距離)や角度、面積や体積を測定するコマンドです。以下はサブメニューの説明です。

Selection Types Face(面)、Edge(辺)、Vertex(頂点)から3Dモデル(ソリッド)を測定します。Bodyは複数の3Dモデル(ソリッド)の最短距離を測定します。
Restart Selection 選択のやり直しができます。
Results Distance(距離)、Angle(角度)、Area(面積)、Volume(体積)が表示される結果です。
Material

Material

Materialは3Dモデル(ソリッド)に123D Designにある素材のテクスチャを張り付けることができます。また、3Dモデル(ソリッド)の色を変えることも可能です。以下が素材のテクスチャになります。

素材テクスチャ